SSO / LDAP / SCIM 概要(IT 向け)
SSO / LDAP / SCIM 概要(IT 向け)
ワークスペースへの シングルサインオン(SSO)、LDAP ディレクトリ連携、SCIM によるユーザープロビジョニングの概要です。IT 管理者・インフラ担当向け。
Enterprise 機能: カスタム SSO(SAML / OIDC / LDAP)と SCIM は Enterprise ライセンスが必要です。Google SSO 等はエディションにより異なります(No.2.8)。
こんなときに読む
- IdP(Okta、Azure AD、Google Workspace 等)と連携したい
- LDAP で既存ディレクトリ認証を使いたい
- SCIM でユーザー・グループを自動同期したい
設定画面
Settings > Security(/settings/security)— WS Admin / Owner のみ
主なセクション:
| セクション | 内容 |
|---|---|
| SSO Providers | SAML / OIDC / LDAP プロバイダーの追加・編集 |
| Enforce SSO | パスワードログインの無効化(SSO 強制) |
| Allowed domains | SSO 経由サインアップを許可するメールドメイン |
| MFA | 多要素認証のワークスペース設定 |
| SCIM | プロビジョニング API の有効化とトークン管理 |
SSO プロバイダー種別
| 種別 | 用途 | 設定の要点 |
|---|---|---|
| SAML 2.0 | エンタープライズ IdP | Entity ID、ACS URL、証明書、NameID 形式 |
| OIDC | OAuth 系 IdP | Issuer、Client ID、Client Secret、リダイレクト URI |
| LDAP | オンプレ AD / OpenLDAP | URL、Bind DN、Base DN、検索フィルタ、TLS |
| Google(クラウド等) | Google アカウント | 管理者画面のウィザードに従う |
各プロバイダーで Enable、Allow signup(初回 WS 参加)を個別に設定できます。
ログインフロー(利用者視点)
- ログイン画面で SSO ボタンを選択
- IdP で認証
- 既存ユーザーは WS へ、未登録かつ許可されていればサインアップ
→ 利用者向け: 「ログイン導線のすべて」(No.2.6)
LDAP の概要
- LDAP URL …
ldap://またはldaps:// - Bind DN / Password … 検索用サービスアカウント
- Base DN … ユーザー検索の起点
- User search filter … 例:
(uid={{username}})や(mail={{email}}) - TLS … 本番では LDAPS または StartTLS を推奨
LDAP は SSO プロバイダーとして追加し、メールアドレス等の属性マッピングを確認してください。
SCIM プロビジョニング
SCIM 2.0 で IdP からユーザー・グループを同期します。
有効化手順(概要)
- Security 画面で Enable SCIM を ON
- SCIM base URL を IdP に登録(画面に表示)
- SCIM トークン を作成(最大 5 件)
- IdP 側でマッピング・同期スケジュールを設定
運用上の注意
- トークンはパスワード同様に保管。漏洩時は Revoke して再発行
- 削除されたユーザーは WS からの扱いを IdP ポリシーと合わせて設計
scimExternalIdで IdP と Docmost ユーザーを対応付け
SSO 強制(Enforce SSO)
全メンバーに SSO ログインのみを許可する場合に有効化します。
- 有効化前に ブレークグラウンド管理者(ローカルパスワード)の確保を推奨
- MFA 設定と併用可能(No.8.1)
チェックリスト(導入時)
APP_URLが IdP のリダイレクト URI と一致(セルフホスト: No.10.2)- SAML 証明書の有効期限をカレンダー管理
- テストユーザーでログイン・サインアップの両方を検証
- SCIM のグループマッピングと WS / Space ロール方針を決定
- 403・権限エラー時のエスカレーション先を決める(No.11.4)
関連ナレッジ
- ログイン: 「ログイン導線のすべて」(No.2.6)
- セキュリティ設定: 「セキュリティ設定の概要」(No.8.4)
- 権限: 「用語と権限」(No.2.2)
- EE 機能差: 「OSS と Enterprise の機能差早見表」(No.2.8)