メール設定とバックアップ・更新
メール設定とバックアップ・更新
セルフホスト環境での メール送信、バックアップ、アップデート の運用基本です。
こんなときに読む
- 招待メール・通知メールが届かない
- 本番運用のバックアップ方針を決めたい
- Docmost を安全にバージョンアップしたい
メール設定
ドライバー
MAIL_DRIVER で選択(.env)。
| 値 | 用途 |
|---|---|
smtp |
自社 SMTP・SendGrid SMTP 等 |
postmark |
Postmark トランザクションメール |
共通
[email protected]
MAIL_FROM_NAME=Docmost
SMTP
MAIL_DRIVER=smtp
SMTP_HOST=127.0.0.1
SMTP_PORT=587
SMTP_USERNAME=
SMTP_PASSWORD=
SMTP_SECURE=false
SMTP_IGNORETLS=false
Postmark
MAIL_DRIVER=postmark
POSTMARK_TOKEN=
届かないときの確認
MAIL_*/SMTP_*の値とコンテナの再起動- SPF / DKIM(送信ドメインの DNS)
- 迷惑メールフォルダ
- サーバーログ(メールキューは Redis + BullMQ で処理)
バックアップ対象
Docmost を復旧するには 少なくとも次の 2 つ が必要です。
| 対象 | 内容 |
|---|---|
| PostgreSQL | ページ本文・メタデータ・ユーザー・権限 |
| ストレージ | 添付ファイル(STORAGE_DRIVER の保存先) |
| Redis(任意) | セッション・キュー。通常は再構築可能だがダウンタイムに影響 |
推奨頻度(目安)
| 規模 | DB | ストレージ |
|---|---|---|
| 小規模 | 日次 | 日次または週次 |
| 本番 | 日次 + ポイントインタイム | 日次、重要ファイルはリアルタイム複製 |
バックアップ手順の例
- DB:
pg_dumpまたはマネージド DB のスナップショット - local ストレージ: ボリュームのスナップショット /
rsync - S3 / Azure: バージョニング・クロスリージョン複製
リストア手順は 定期的にテスト してください。
アップデート(セルフホスト)
- バックアップ を取得(上記)
- リリースノート・マイグレーションの有無を確認(https://docmost.com/docs)
- 新しい Docker イメージを pull / ビルド
docker compose up -d(または手順書に従う)- DB マイグレーションが自動実行される構成か確認
- 動作確認(ログイン・ページ表示・添付・メール)
メジャーアップグレード前はステージング環境での検証を推奨します。
PDF エクスポート(Gotenberg)
サーバー側 PDF 生成には Gotenberg が必要です。
GOTENBERG_URL=
未設定の場合、PDF エクスポートが失敗することがあります。Gotenberg を別コンテナで起動し URL を指定してください。
その他の運用環境変数
| 変数 | 用途 |
|---|---|
APP_URL |
メール内リンク・OAuth リダイレクト(必須で正確に) |
APP_SECRET |
暗号化・セッション。変更すると既存トークンに影響 |
DISABLE_TELEMETRY |
テレメトリの無効化 |
関連ナレッジ
- ストレージ: 「ストレージ — local / S3 / Azure」(No.10.3)
- Docker: 「Docker Compose クイックスタート」(No.10.1)
- 環境変数: 「必要インフラと環境変数リファレンス」(No.10.2)
- ライセンス: 「Enterprise ライセンスの有効化」(No.10.5)