導入評価フロー — PoC から本番移行まで
導入評価フロー — PoC から本番移行まで
Docmost を 試験導入(PoC) から 本番運用 まで進めるためのフェーズと評価チェックリストです。
全体像
Phase 1 PoC 構築 → Phase 2 評価設計 → Phase 3 パイロット → Phase 4 全社展開
Phase 1 — PoC 環境構築
目的: 最小構成で動作確認し、関係者に触ってもらう。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1 | Docker Compose で起動(No.10.1) |
| 2 | APP_URL・APP_SECRET を設定 |
| 3 | 管理者アカウント作成(/setup/register) |
| 4 | テスト Space を 1 つ作成し、ページ・共同編集を試す |
完了基準
- 5 名以上がログイン・ページ作成・共同編集を体験した
- 招待メールが届く(SMTP 設定済みの場合)
- 主要ブラウザで表示・編集に問題がない
→ HTTPS / リバースプロキシ: 「リバースプロキシ設定」(No.10.6)
Phase 2 — 評価項目の設定
目的: 本番移行の Go / No-Go 基準を事前に合意する。
評価カテゴリ
| カテゴリ | 確認項目 |
|---|---|
| ユーザー規模 | 同時編集人数、WS メンバー数の上限感 |
| コンテンツ量 | ページ数、添付ファイル容量、検索速度 |
| 権限モデル | WS ロール・Space ロール・EE ページ権限で要件を満たすか |
| 移行元データ | Notion / Confluence / Markdown のインポート結果 |
| セキュリティ | SSO・MFA・公開リンク制御の要否 |
| 運用 | バックアップ・更新・監視の手順 |
完了基準
- 評価シート(上記カテゴリ)に Pass / Fail を記録した
- 移行元からサンプルデータをインポートし、欠損が許容範囲か確認した
- 他ツール比較(No.2.9)で選定理由を文書化した
Phase 3 — パイロット運用
目的: 選抜チームで本番相当のデータ・運用を試す。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1 | パイロット用 Space を部門単位で作成 |
| 2 | 本番相当データを移行(No.7.5) |
| 3 | SSO / MFA を試験接続(EE・No.9.4) |
| 4 | バックアップ・リストア手順を 1 回実施(No.10.4) |
| 5 | リバースプロキシ + HTTPS で本番同等 URL を構成(No.10.6) |
完了基準
- パイロット期間(目安 2〜4 週)を完遂した
- 重大な障害なくバックアップから復旧できた
- ユーザーアンケートで満足度が基準を超えた
Phase 4 — 全社展開
目的: 組織全体へロールアウトし、運用を定着させる。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1 | Space 設計・グループ設計(No.5.6, No.8.3) |
| 2 | SCIM プロビジョニング(EE・No.9.4) |
| 3 | Audit log 有効化・保持期間設定(EE・No.9.6) |
| 4 | ドキュメント運用ルール策定(No.6.5) |
| 5 | Enterprise ライセンス本番適用(No.10.5) |
完了基準
- 全対象部門の Space が作成・権限付与済み
- 移行元ツールからの切り替え日を設定し、旧ツールを Read-only 化
- 運用 Runbook(バックアップ・更新・障害対応)を整備した
スペック目安
ユーザー規模に応じたサーバースペックは「推奨スペックとスケーラビリティ」(No.10.7)を参照してください。
関連ナレッジ
- ツール比較: 「他ツールとの詳細比較」(No.2.9)
- クイックスタート: 「Docker Compose クイックスタート」(No.10.1)
- 料金: 「Enterprise 料金・プラン体系」(No.2.11)
- 機能差: 「OSS と Enterprise の機能差早見表」(No.2.8)
- 移行トラブル: 「インポート・移行でハマりやすいポイント」(No.11.2)