人間の鼻よりはるかに正確に腐った鶏肉や牛乳の匂いを感知できる「電子鼻」が開発される
概要
カリフォルニア大学バークレー校の研究チームが、腐敗した食品やアレルゲンを人間より正確に判別できる「電子鼻」を開発した。16個の微小ガスセンサーアレイを搭載したチップで、食品の腐敗を電気信号として検出し機械学習で分類する。食中毒予防への応用が期待されている。
詳細
- センサーチップ中央に16個のガスセンサーが配置されており、各センサーはわずかに異なるガス化合物の組み合わせに反応する
- 各センサーには異なる感応膜が塗布されており、ガス分子と化学反応した際の電気信号の変化を測定する
- イチゴ・ブルーベリー・バナナ・クルミ・ヘーゼルナッツ・カシューナッツ・ピーナッツの7種について腐敗判定モデルを構築
- アメリカでは毎年数百万人が腐敗食品による食中毒菌に感染しており、嗅覚に頼らない客観的な判定システムへの需要が高い
- 食中毒菌の中には匂いを放たないものも存在するため、センサーによる化学的検出は人間の嗅覚を補完できる