歌うテックニュース第8回:パストレーシングが可能にする「人間らしい鼻の穴」の30年の進化
概要
テクニカルジャーナリスト西川善司氏による連載「歌うテックニュース」第8回。ゲームグラフィックスにおける「鼻の穴の暗さ」問題を軸に、パストレーシング(パストレ)技術の進化を解説。ReSTIR法などNVIDIAの革新的手法がいかにリアルな陰影表現を可能にしたかを、AI生成楽曲とともに紹介する。
詳細
- PS2・PS3世代:ラスタライズ法の限界で鼻の穴の内部がライティングされ「明るい鼻の穴」になっていた
- 問題の原因:ラスタライズ法では小鼻が鼻の穴を遮蔽していることをシェーダーが検知できない
- PS3後期〜PS4前期:アンビエントオクルージョン(AO)テクスチャを事前計算して鼻の穴を「黒く」表現
- PS4中期以降:AOテクスチャを陰影の減衰調整に活用することで動的に変化
- PS5以降・現在:パストレーシング(ReSTIR法等)の採用で自然な自己遮蔽を物理ベースで計算可能に
- ReSTIR法はNVIDIAが考案したモンテカルロ法の「ルーレット選挙」への置き換えという革新的手法