GitHubアクセストークンがリンク1回クリックで盗まれる脆弱性(github.dev / VS Code Webview)
概要
GitHubのブラウザ版開発環境「github.dev」において、細工されたリンクをクリックするだけでGitHubの認証トークンが盗まれる可能性がある脆弱性が、セキュリティ研究者のアマル・アスカール氏により報告された。Microsoftは2026年6月3〜4日に修正を適用済み。
脆弱性の仕組み
- github.devはOAuthトークンをgithub.comから受け取り、GitHub APIを操作する
- VS CodeのWebview(MarkdownプレビューやJupyter Notebook表示に使う隔離領域)が、スクリプトが作り出したキーボード操作をVS Code本体に転送できた
- 攻撃者が用意した悪意あるJupyter NotebookをリンクからIDくgithub.devで開かせると、JavaScriptがショートカット操作を偽装
- ワークスペース推奨拡張機能の仕組みを利用して攻撃者の拡張機能をインストールさせ、GitHub APIトークンと非公開リポジトリ一覧を取得可能
攻撃の特徴
- ワンクリック攻撃: リンクを1回クリックするだけで攻撃が完結
- デスクトップ版VS Codeでも同種の問題があるが、リポジトリのクローンとNotebookを開く操作が必要で難易度が高い
- github.devはURLを変えるだけで開けるため、攻撃の敷居が低い
修正内容(Microsoft)
- 2026年6月3日: ブラウザ版Notebookを開く際に信頼確認を追加、拡張機能インストールコマンドで任意の呼び出し元情報を受け付けないよう変更
- 2026年6月4日: Webviewから送られるキー操作・クリック操作について、スクリプト生成の信頼できないイベントを転送しない修正を追加
参照
- 出典: GIGAZINE(2026/06/04)
- 技術詳細: Ammar's Blog
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