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ヨガの歴史年表:書物・師・出来事を時系列で整理

ヨガの歴史年表:書物・師・出来事を時系列で整理

ヨガの5000年以上にわたる歴史を主要な書物・師・出来事とともに時系列で整理する総合年表。


先史・インダス文明期(紀元前3000〜1500年)

年代 出来事
紀元前3000〜2500年 モヘンジョダロ・ハラッパー文明の最盛期
紀元前2500年頃 パシュパティ印章(瞑想ポーズをとる人物像)製作。ヨガの最古の視覚的証拠とされる
紀元前1800〜1500年 インダス文明の衰退

ヴェーダ時代(紀元前1500〜800年)

年代 書物・出来事
紀元前1500〜1200年 リグ・ヴェーダ成立。タパス・ディヤーナ・プラーナの概念登場
紀元前1200〜900年 アタルヴァ・ヴェーダ成立。呼吸制御・身体実践の記述
紀元前1000〜700年 ブラーフマナ文献成立。供犠の内面化へ
紀元前800年頃 ウパニシャッド時代の始まり

ウパニシャッド・前古典期(紀元前800〜200年)

年代 書物・出来事
紀元前800〜600年 ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド成立。アートマン=ブラフマンの教え
紀元前700〜600年 チャーンドーギヤ・ウパニシャッド成立。「タット・トヴァム・アシ」
紀元前600年頃 マハーヴィーラ(599〜527 BCE):ジャイナ教確立。アヒンサーの体系化
紀元前563年頃 ゴータマ・ブッダ誕生(伝統的年代)。後に仏教ヨガの基礎を確立
紀元前400〜200年 カタ・ウパニシャッドシュヴェーターシュヴァタラ・ウパニシャッド成立。ヨガの実践的記述
紀元前400〜200年 マハーバーラタの原型成立開始
紀元前400年頃 パーニニが『アシュターディヤーイー』でサンスクリット文法を体系化
紀元前300〜200年 バガヴァッド・ギーター成立(マハーバーラタの一部として)。カルマ・ジュニャーナ・バクティ・ヨーガの総合

古典期(紀元前200〜後500年)

年代 書物・出来事
紀元前200〜後400年 パタンジャリヨーガ・スートラ成立(年代には諸説)。八支則の体系化
紀元後100〜300年 サーンキヤ・カーリカー(イーシュヴァラクリシュナ)成立。サーンキヤ哲学の体系化
紀元後200〜500年 ヴィヤーサのヨーガ・バーシャ(ヨーガ・スートラ注釈)成立
紀元後300〜500年 主要プラーナ文献の成立開始
紀元後400〜500年 ヴァスバンドゥ(唯識派):仏教ヨーガーチャーラ学派の体系化

後古典期・タントラ期(500〜1200年)

年代 書物・出来事
600〜700年 タントラ・アーガマ文献の成立。シャクティ崇拝の体系化
700〜900年 ヴィジュニャーナ・バイラヴァ成立。カシュミール・シャイヴィズムの発展
788〜820年 アーディ・シャンカラ:アドヴァイタ・ヴェーダーンタの体系化。四マタ設立
800〜900年 カシュミール・シャイヴィズムの黄金期。アビナヴァグプタの先駆者たち
900〜950年 マツィエンドラナート:ナート派の伝説的創始者
950〜1100年 アビナヴァグプタ:カシュミール・シャイヴィズムの最大の師
1000〜1100年 ゴーラクシャナートゴーラクシャ・パッダティ成立。ハタ・ヨーガの体系化
1017〜1137年 ラーマーヌジャ:ヴィシシュターダヴァイタ・ヴェーダーンタの体系化

中世・ハタ・ヨーガ期(1200〜1700年)

年代 書物・出来事
1200年頃 インドのイスラム支配の拡大。ヨガ伝統がアーシュラムに内向化
1238〜1317年 マドヴァ:ドヴァイタ(二元論)ヴェーダーンタの体系化
1300〜1400年 ヨーガ・ヴァーシシュタの現在の形への編集完了
1469年 グル・ナーナク誕生。シク教の創始(1539年没)
1400〜1500年 スワートマーラーマハタ・ヨーガ・プラディーピカー成立
1400〜1500年 ゴーラクシャ派の最盛期。北インド各地にナート派の修道院
1486〜1534年 チャイタニヤ:バクティ運動の最大の指導者。クリシュナへの献身
1600年代末 ゲーランダ・サンヒター成立

近代(1800〜1950年)

年代 書物・人物・出来事
1820〜1891年 スワミ・ダヤーナンダ・サラスヴァティ:アーリヤ・サマージ創設。ヴェーダ復興
1836〜1886年 ラーマクリシュナ・パラマハンサ:バクティとアドヴァイタの統合。カーリー女神への帰依
1863〜1902年 スワミ・ヴィヴェーカーナンダ:1893年シカゴ万博でヨガを西洋へ初紹介。ラージャ・ヨーガの著作
1879〜1950年 ラマナ・マハルシ:アルナーチャラ山のアドヴァイタの聖者。アートマ・ヴィチャーラ
1887〜1963年 スワミ・シヴァナンダ:ディヴァイン・ライフ・ソサエティ設立。5原則のヨガ
1888〜1989年 T.クリシュナマチャリヤ:現代ヨガの父。マイソール・パラスでの指導
1893〜1952年 パラマハンサ・ヨガナンダ:渡米・クリヤ・ヨガの普及。『あるヨギの自叙伝』(1946年)

現代(1950年〜現在)

年代 書物・人物・出来事
1918〜2014年 B.K.S.アイアンガー:アイアンガー・ヨガの確立
1920年代〜 ヨガが西洋で徐々に普及開始
1950年代 パッタビ・ジョイス:アシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨガの体系化
1960年代 ビートルズのマハリシ師事。西洋でのヨガ・瞑想ブームの契機
1966年 『Light on Yoga』(アイアンガー著)刊行。ヨガの国際的普及に最大貢献
1969年 スワミ・サッチダーナンダがウッドストックに登壇。ヨガと西洋カウンターカルチャーの融合
1970年代 アシュタンガが米国へ伝わる。ヴィンヤサ系の原型形成
1980年代 フィットネス産業との融合。ヨガの大衆化加速
1994年 ビクラム・ヨガが米国で急速に普及
1990年代〜 陰ヨガ(ポール・グリリー)・リストラティブ・ヨガ(ジュディス・ラサター)の確立
1998年 Georg Feuerstein著**『The Yoga Tradition』**刊行。ヨガの包括的学術書の決定版
2000年代〜 マインドフルネス・ブーム。ヨガと心理療法・医療の統合
2010年代 トラウマインフォームドヨガの発展。米軍への導入
現在(2020年代) 世界で推計3億人以上がヨガを実践。オンラインヨガの爆発的普及