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リストラティブ・ヨガの実践ガイド

リストラティブ・ヨガの実践ガイド

完全な受動的リラクゼーションを通じて神経系を深く癒すヨガのスタイル。ジュディス・ラサター(アイアンガー系)が体系化した現代ヨガの重要な流派。


リストラティブ・ヨガとは

アイアンガーとの関係:ジュディス・ラサターがB.K.S.アイアンガーに師事し、特に病気・疲弊した人々のためのサポートされたポーズを発展させた。


理論的背景

自律神経系との関係

結合組織へのアプローチ


主要なプロップスと使い方

プロップス 用途
ボルスター 背中・お腹・膝の下など大きな身体部位のサポート
ブロック 高さの調整・骨盤・頭のサポート
毛布 折り畳んで多用途のサポート・保温
ベルト 足・腕の位置の固定
アイピロー 目を覆い光を遮断。副交感神経の活性化
サンドバッグ 身体の特定部位への重みによる弛緩促進
脚を上げるポーズのサポート

主要なリストラティブ・ポーズ

1. サポートされたシャヴァーサナ(屍のポーズ)

セットアップ:膝の下にボルスターまたは巻いた毛布。腰に軽いサンドバッグ。アイピロー。 保持時間:10〜20分。 効果:全ての身体システムのリセット。副交感神経の最大活性化。

2. サポートされたバッダ・コーナーサナ(合蹠のポーズ)

セットアップ:背中の下に縦向きのボルスター。足の裏を合わせ、膝の外側にブロックまたは毛布で支える。頭にブロック。 保持時間:5〜10分。 効果:股関節の解放・胸の開放・横隔膜の弛緩。

3. ヴィパリータ・カラニー(壁に脚を上げるポーズ)

セットアップ:壁際に骨盤を置き、両脚を壁に沿って上げる。臀部の下に毛布。 保持時間:5〜15分。 効果:静脈還流の促進・足のむくみ解消・副交感神経の活性化・腰の弛緩。

4. サポートされたセツ・バンダ(橋のポーズ)

セットアップ:仰向けで骨盤の下にボルスターまたは巻いた毛布。肩・頭は床。 保持時間:5〜10分。 効果:胸椎の穏やかな後屈・胸の開放・副腎のサポート。

5. サポートされたバラーサナ(子どものポーズ)

セットアップ:腿の間に縦向きのボルスター。頭をボルスターに預ける。 保持時間:5〜10分。 効果:背面の解放・前頭葉の鎮静・感情的な安心感。

6. サポートされたスプタ・バッダ・コーナーサナ(仰向け合蹠)

セットアップ:縦向きのボルスターに背骨に沿って乗る。足の裏を合わせ膝の外側をブロックで支える。 保持時間:10〜15分。 効果:胸・腹部の完全な開放。最も深い受動的リラクゼーションの一つ。

7. 横向きシャヴァーサナ(回復のポーズ)

セットアップ:右側を下に横向きに寝る。膝の間にボルスター。頭の下に毛布。 保持時間:5〜10分(各サイド)。 効果:消化の促進・穏やかな詩的イメージ・心の落ち着き。妊娠中に推奨。


リストラティブ・ヨガが特に有効な状況


リストラティブとヨガニドラーの違い

項目 リストラティブ・ヨガ ヨガニドラー
姿勢 プロップスで支えた様々なポーズ 主にシャヴァーサナ
指示 最小限(静寂が基本) 音声ガイドに従う
意識状態 覚醒状態でのリラクゼーション 覚醒と睡眠の境界
焦点 身体の受動的弛緩 意識的な内的旅
所要時間 60〜90分(複数ポーズ) 20〜45分(1セッション)

実践の注意事項