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プロップスの使い方完全ガイド

プロップスの使い方完全ガイド

ブロック・ベルト・毛布・ボルスターなどの補助道具の具体的活用方法。アイアンガー・ヨガの革新的貢献であるプロップスの哲学と実践を詳述する。


プロップス使用の哲学

アイアンガーの原則:「プロップスは弱さの道具ではなく、深化の道具である」


ブロック(Yoga Block)

素材:フォーム(柔らかい)・コルク(中間)・木製(硬い)。

高さ設定の三段階

主な使用場面

ポーズ 使い方 目的
ウッティタ・トリコーナーサナ 床につかない手の下に置く 脊柱の伸展を維持しながら股関節を開く
アルダ・チャンドラーサナ 床につく手の下 バランスの安定・骨盤の高さ調整
パシュチモッターナーサナ 前に置いて手を乗せる ハムストリングが硬い場合の前屈補助
ウルドヴァ・ダヌラーサナ 手の下・壁際に置く 肩の角度調整・入門段階のサポート
セツ・バンダ 骨盤の下 受動的な後屈のサポート(リストラティブ)
シールシャーサナ準備 壁際に置いて安定感を得る 頭立ちの恐怖感を軽減

ベルト(Yoga Strap)

長さ:1.8m・2.4m・3m。複数持つと便利。

バックル:D字型・プラスティック製が最も一般的。

主な使用場面

ポーズ 使い方 目的
パシュチモッターナーサナ 足先に巻いて両手で持つ 前屈の補助・背中の丸まりを防ぐ
ジャーヌー・シールシャーサナ 伸ばした脚の足に巻く ハムストリングが硬い場合の補助
スプタ・パダングシュターサナ 仰向けで脚を上げる際に足に巻く 脚を高く保ちながら背中を床に保つ
バドラーサナ 足首に巻いて引き寄せる 股関節の位置の安定
ゴームカーサナ 後ろで手を繋ぐ際に手と手の間を繋ぐ 肩の柔軟性が不足する場合
肩立ち 上腕に巻いて幅を固定する 肘が広がるのを防ぐ

毛布(Blanket)

素材:メキシカン・ウール製が最も伝統的。厚みと重さが重要。

折り方の基本

主な使用場面

ポーズ 使い方 目的
パドマーサナ 座骨の下に折り畳んで置く 骨盤を前傾させ腰椎の自然なカーブを保つ
サルヴァーンガーサナ 肩の下に2〜3枚重ねる 首への圧力を軽減・胸椎の後屈角度を増す
膝が床につかない場合 ランジや三角のポーズで膝の下に 床の硬さから膝を保護
シャヴァーサナ 頭の下・体の上に 頭のサポート・保温
プラーナーヤーマ 座位のサポート 骨盤の高さ調整

ボルスター(Bolster)

種類:ラウンド型(円筒形)・レクタンギュラー型(長方形)。

主な使用場面

ポーズ 使い方 目的
スプタ・バッダ・コーナーサナ 脊柱に沿って縦に置く 胸部・腹部の完全な開放
バラーサナ(子どものポーズ) 腿の間に縦向きに置く 頭と胸を完全に預ける
セツ・バンダ 横向きに骨盤の下 穏やかな後屈のサポート
ヴィパリータ・カラニー 骨盤の下に横向きに 骨盤を高め逆転の効果を高める
前屈系 前に縦向きに置いて胸を預ける 完全なリラクゼーション状態での前屈

壁(Wall)

最も身近で最も有用なプロップス。

主な使用場面

ポーズ 使い方 目的
シールシャーサナ 壁際で行う 落下への恐怖を除き安全に長時間保持
アドー・ムカ・ヴリクシャーサナ(手立ち) かかとを壁につける バランスの補助
ヴィパリータ・カラニー 脚を壁に上げる 完全なリラクゼーション逆転ポーズ
ウルドヴァ・ダヌラーサナ 壁を足で押して安全に後屈 肩の角度の調整・背中の負担軽減
プラサーリタ・パードッターナーサナ 壁を背に立つ 骨盤の位置の確認・アライメント学習

アイピロー・サンドバッグ

アイピロー:シャヴァーサナ・リストラティブで目を覆う。副交感神経を活性化。

サンドバッグ(2〜5kg):


プロップス選択のガイドライン

状況 推奨プロップス
柔軟性が低い ブロック(高め)・ベルト
筋力が不足 ブロック・壁・椅子
怪我・術後 毛布・ボルスター・椅子
深いリラクゼーション ボルスター・毛布・アイピロー・サンドバッグ
高齢者 椅子・壁・ブロック(最高の高さ)
妊娠中 ボルスター・ブロック・壁(腹部への圧迫を避ける)